サービス付き高齢者向け住宅サコージュ塩入

2013年4月4日（木）

『団塊世代意識　競争激しく』サービス付き高齢者向け住宅急増

　青森県内でサービス付き高齢者向け住宅が急増している。

２０１１年１１月末は１棟１８戸だったが、国の制度上の後押しもあり今年３月末現在では５８棟１３４６戸と、戸数は２年４カ月で７０倍を超えた。６５歳に突入する「団塊世代」を意識したサービス内容が目立ち、施設間の競争も激しくなっている。

　今年１月、八戸市新井田木戸場に「サコージュ塩入」を開設したピュアハート。出貝一則代表（５７）は「団塊の世代は住宅環境の変化で育ってきた人たち。これからは個を大切にする住宅が求められる」と力を込める。

３４戸ある個室は、広さ３０平方メートルとゆったりした造り。ミニキッチンやトイレ、浴室、緊急呼び出し装置を備え、新井田川や名久井岳、遠くは八甲田を望める景色も自慢だ。送迎や買い物代行のサービスも用意する。夫婦での入居のほか、定年退職を機に関東地方から移り住んだ人も。